中国王朝の覚え方決定版!歌と語呂合わせで一瞬暗記する最強攻略術
中学の歴史や高校の世界史探究において、多くの学習者が最初に突き当たる大きな壁が「中国王朝の変遷」です。殷から始まって周、春秋戦国、秦、漢……と次々に現れては消えていく王朝の名前に、定期テスト前や受験勉強の序盤で途方に暮れてしまった経験を持つ人は少なくありません。
ですが、何千年も続く中国史の骨格は、正しいリズムや語呂合わせを活用すれば驚くほど短時間で頭に定着します。教育現場や難関大合格者の間でも定番となっている「歌を使った暗記法」を中心に、単なる丸暗記を超えて共通テストや個別入試で確実に得点へ結びつける実践的な攻略法をわかりやすく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「もしもしカメよ」や「アルプス一万尺」の替え歌を使えば、殷から清までの全王朝をわずか数分でスムーズに暗記できる。
- 要点2:王朝の並びを頭に入れた上で「都の位置」「建国者」「文化の特徴」を紐付けるのが、テスト本番で迷わない最短ルート。
- 要点3:高校の世界史探究や共通テストでは、分裂期(三国・南北朝・五代十国)の正確な把握と周辺民族(北方遊牧民など)との関係性が合否を分ける。
【一覧表】殷から清・現代まで!中国歴代王朝の順番と重要ポイント

まずは暗記の土台となる、中国歴代王朝の基本フローを整理しておきましょう。中国史の流れは大きく「古代・中世・近世・近代」のブロックに分けると理解が格段にスムーズになります。
各時代の主要な王朝とキーワードは以下の通りです。
【古代:文明の黎明と初の世界帝国】
・殷(いん):甲骨文字、青銅器、占政
・周(しゅう):封建制、宗族(前770年の東遷で東西に分裂)
・春秋・戦国時代:諸子百家、鉄製農具の普及、下剋上
・秦(しん):前221年に始皇帝が初統一、郡県制、万里の長城、法家重視
・前漢(ぜんかん):劉邦が建国、武帝の対外発展、儒教の官学化
・新(しん):王莽が建国、周の政治を理想化するも短命
・後漢(ごかん):光武帝の復興、党錮の禁、黄巾の乱で滅亡
【中世:分裂と再統合の大帝国】
・三国時代(魏・蜀・呉):群雄割拠、九品中正の導入
・西晋(せいしん):司馬炎が一時統一するも八王の乱で崩壊
・東晋・五胡十六国・南北朝:北方遊牧民の流入、江南の開発、仏教・道教の発展
・隋(ずい):文帝が南北統一、科挙の創始、大運河の建設
・唐(とう):律令国家の完成、長安の国際文化、安史の乱以降は藩鎮台頭
・五代十国時代:節度使による軍閥政治、武断政治の横行
【近世:文治政治と異民族支配の成熟】
・宋(そう / 北宋・南宋):趙匡胤の文治主義、科挙の整備、宋学(朱子学)、庶民文化
・元(げん):モンゴル帝国、フビライ=ハン、駅伝制(ジャムチ)、大都(現在の北京)
・明(みん):朱元璋(洪武帝)が漢民族王朝を復興、永楽帝の朝貢拡大と鄭和の南海遠征
・清(しん):満州人(女真族)による支配、八旗、康熙帝・雍正帝・乾隆帝の最盛期
【近代・現代:帝政崩壊から現代国家へ】
・中華民国:辛亥革命、孫文、袁世凱、国共内戦
・中華人民共和国:1949年建国、毛沢東、現代の大国へ
この大枠を頭に叩き込むための最も強力なツールが、次章で紹介する「替え歌暗記術」です。
「もしもしカメよ」で一発暗記!定番ソングがテスト対策に最強な理由

中国王朝の暗記で最も知名度が高く、数多くの進学校や予備校でも推奨されているのが童謡「もしもしカメよ(うさぎとかめ)」のリズムに乗せる覚え方です。
人間の脳は、文字の羅列よりもメロディやリズムに乗せた音声を格段に速く長期記憶へ変換します。テスト中に「漢の次はなんだっけ……」と迷ったときも、頭の中でメロディを口ずさむだけで即座に次の王朝名が出てくるようになります。
歌詞の当てはめ方は以下の通りです。
【歌詞:もしもしカメよバージョン】
♪ もしもし かめよ かめさんよ(殷・周・春秋・戦国・秦)
♪ せかいの うちで おまえほど(前漢・新・後漢・三国・晋)
♪ あゆみの のろい ものはない(南北朝・隋・唐・五代)
♪ どうして そんなに のろいのか(宋・元・明・清・中華民国・中華人民共和国)
この歌が最強と言われる理由は、漢を「前漢・新・後漢」と正確に区分し、分裂期の「三国・晋・南北朝」や「五代」まで網羅している点にあります。高校の定期テストはもちろん、共通テストや私立大学の個別試験でもそのまま通用する制度の高さが魅力です。
「アルプス一万尺」から短縮版まで!バリエーション豊かな替え歌暗記法

「もしもしカメよ」以外にも、テンポよく暗記できる替え歌が存在します。自分の好きな曲調や覚えやすいテンポに合わせて使い分けるのがおすすめです。
① アップテンポで駆け抜ける「アルプス一万尺」
疾走感のあるリズムで覚えたい人には、童謡「アルプス一万尺」のメロディを使ったバージョンがぴったりです。
♪ アルプス一万尺 小槍の上で(殷・周・春秋・戦国・秦・前漢・新・後漢)
♪ アルペン踊りを さぁ踊りましょ(三国・晋・南北朝・隋・唐・五代)
♪ (ヘイ!)ランラランラ ランランラン……(宋・元・明・清・中華民国・中華人民共和国)
早口言葉のようにリズミカルに発声できるため、通学電車の中やスキマ時間に頭の中で素早くリピートする練習に適しています。
② 中学生向けの超短縮・定番フレーズ
高校入試を控えた中学生など、主要な王朝だけをサクッと覚えたい場合は、無理に細かな分裂期を入れず、核となる王朝をひと続きの呪文のように口ずさむ方法が効果的です。
代表的なのが「いん・しゅう・しゅんじゅうせんごく・しん・かん(殷・周・春秋戦国・秦・漢)」「ずい・とう・そう・げん・みん・しん(隋唐宋元明清)」という2つのフレーズに分割して覚える手法です。この2つの塊を頭に叩き込んでおくだけで、中学歴史の並べ替え問題の8割以上に対応できます。
クスッと笑えて忘れない!定番の中国王朝語呂合わせと年号暗記術
メロディだけでなく、強烈な語呂合わせを併用することで、記憶の定着度はさらに跳ね上がります。王朝の順番だけでなく、時代を画する重要年号もセットで覚えられる決定版の語呂合わせをまとめました。
【王朝名の語呂合わせ】
・「いんしゅう(飲酒)運転、しゅんじゅうせんごく(春秋戦国)しん(死ん)だかん(漢)」
古代の並びを一瞬で復元できるフレーズです。ややインパクト重視ですが、一度聞いたら忘れられない強さがあります。
・「ずいとう(随等)そう(そう)げん(元気な)みん(民は)しん(清々しい)」
中世から近世への流れを綺麗にカバーできます。
【絶対に落とせない重要年号の語呂合わせ】
王朝の順番を覚えたら、歴史の転換点となる年号をピン留めしておきましょう。
・前221年:秦の中国統一(「人に不意(前221)打ち、秦の統一」)
・前202年:前漢の成立(「無礼に(前202)屈せず劉邦が建国」)
・589年:隋の南北朝統一(「怖く(589)ない、隋の天下統一」)
・618年:唐の建国(「浪人はい(618)やだと唐建国」)
・960年:宋の建国(「苦労(960)が実った宋建国」)
・1368年:明の建国(「いざ牢屋(1368)から明建国」)
・1616年:後金(清の前身)建国(「色いろ(1616)あったがヌルハチ即位」)
これらの年号を頭のインデックスにしておくと、前後の出来事の時期を推理する強力な武器になります。
中学歴史から共通テストまで!得点力を最大化する中国史暗記のコツ
王朝の順番を暗記しただけでは、テストの点数は頭打ちになります。真の得点力へ昇華させるための3つの暗記ステップを実践してください。
ステップ1:都の変遷をセットで覚える
中国史の頻出トラップが「都の位置」です。長安(現在の西安)、洛陽、開封、臨安(杭州)、大都(北京)、南京など、各王朝がどこに拠点を置いたのかを把握します。
たとえば、「前漢=長安」「後漢=洛陽」「北宋=開封」「南宋=臨安」といった東西・南北の移動パターンを地図上で視覚的に捉えることが極めて有効です。
ステップ2:建国者と重要皇帝を1人ずつ紐付ける
順番を唱えながら、「秦=始皇帝」「前漢=劉邦・武帝」「隋=文帝(楊堅)・煬帝」「唐=李淵・太宗(李世民)・玄宗」と、各王朝を象徴するキーパーソンを連想する訓練を行います。これができると、正誤判定問題で即座に選択肢を絞り込めるようになります。
ステップ3:周辺の遊牧民族・異民族との攻防を意識する
中国の歴史は、農耕民族である漢民族と、北方の遊牧民族(匈奴、鮮卑、突厥、ウイグル、契丹、女真、モンゴルなど)とのせめぎ合いの歴史でもあります。「どの王朝が、どの北方民族と対峙していたのか」をリンクさせると、共通テスト特有の横断的な出題にも余裕で対応できるようになります。
時代ごとの「断絶」に注意!三国時代・五胡十六国・五代十国を攻略するポイント
多くの受験生が失点しやすいのが、大帝国が崩壊したあとの「分裂期」です。ここをクリアできるかどうかが、世界史で高偏差値を叩き出す分水嶺となります。
① 三国時代から南北朝への流れ
後漢滅亡後、魏・蜀・呉が鼎立しますが、最終的に統一を果たしたのは魏の臣下だった司馬炎が建てた西晋です。しかし西晋は短命に終わり、北方の遊牧民族が乱立する「五胡十六国」と、南へ逃れた漢民族王朝「東晋」に分裂します。その後、北朝(北魏など)と南朝(宋・斉・梁・陳)が並立する南北朝時代を経て、隋による約300年ぶりの統一へと結びつきます。
② 唐から宋への過渡期「五代十国」
唐が滅亡した後の五代十国時代は、華北で目まぐるしく交代した5つの王朝(後梁・後唐・後晋・後漢・後周)を指します。これを「りょう・とう・しん・かん・しゅう(梁唐晋漢周)、全部『後』がつく」と覚えておけば、難関私立の正誤問題でも迷いません。この武人政治の混乱を収拾し、文官を重用する文治主義を打ち立てたのが宋(北宋)です。
【中国王朝の覚え方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:歌と語呂合わせ、どちらから始めるべきですか?
A1:まずは「もしもしカメよ」などの歌を使って、全体の大きな流れ(骨格)を無意識に口ずさめるレベルまで頭に入れましょう。その上で、混同しやすい細部や年号を語呂合わせで補強していくのが最も効率的です。
Q2:高校入試の中学歴史でも「五代」や「南北朝」まで覚える必要がありますか?
A2:一般的な高校入試であれば、「殷・周・春秋戦国・秦・漢・三国・隋・唐・宋・元・明・清」の主要ラインを押さえておけば十分対応可能です。ただし、上位公立高校や難関私立高校を目指す場合は、魏晋南北朝や各王朝の都の場所まで問われるケースがあります。
Q3:王朝名を覚えてもテストで得点が伸びない原因は何ですか?
A3:王朝の名前という「点」の知識にとどまり、当時の政治制度(科挙・均田制・両税法など)や文化(唐詩・宋詞・元曲など)といった「面」の理解が不足している可能性が高いです。順番を覚えたら、各時代の主要制度を1つずつ関連付けて整理するステップへ進んでください。
まとめ:リズムと語呂を武器に中国史を得点源へ変えよう
中国王朝の変遷は、一見すると漢字の羅列で複雑怪奇に見えますが、本質的にはひとつの巨大なストーリーです。まずは童謡のリズムや語呂合わせを活用して、頭の中に「歴史のタイムライン」を構築してしまいましょう。
一度しっかりとした枠組みができあがれば、あとから学ぶ皇帝の名前や文化、政治制度の知識がスポンジのように吸収できるようになります。歌とリズムを味方につけて、苦手意識を吹き飛ばし、中国史を確実な得点源へと変えていってください。 (出典: 中国 王朝 覚え 方(Yahoo!ニュース))